64. ノクターン2番 2ヶ月ぶりに練習再開と練習の様子

ショパンのノクターン2番の練習を2ヶ月ぶりに再開しました。その練習の様子をYouTube動画に上げました。

本来は動画に上げる代物では無いのですが、日頃どの様な練習で演奏レベルが上がっていくのか、その過程を記録する意味で動画を上げました。

その動画👇

🔻ノクターン2番　

2ヶ月ぶりに練習再開とその練習の様子

https://youtu.be/fFwVK1zxPWU

前半は何とか覚えていたのですが、中盤の細かな難しいパッセージ以降、すっかり弾けなくなるほど忘れていました😭

やはり2ヶ月も弾かないと忘れるものですかね…悲しいです。

ショパンは21曲のノクターンを作曲しています。その多くがゆったりとしたテンポ、穏やかな曲調である為に、一聴すると弾き易い様に感じます。

しかし実際に練習していくとどうでしょうか？このノクターン2番を含め、全てのノクターンはテクニカル面においても超難しい！と、個人的には言わせてもらいます。

超難しいと言えば難曲集の金字塔である「エチュード」全24曲をショパンは作曲しています。ピアノ界隈の世論において、テクニカル面でこのエチュード集は、ショパンの全ピアノ曲集中、最も難易度が高いと認識されています。

また、エチュードの難しいさについて、ピアノ界の巨匠ルービンシュタインは「演奏会でエチュード24曲を通して弾くのは恐ろしい。その前にいくつかの曲は弾けない」と言い残している程です。

その様なエチュード集にも負けない技術的な難しさがノクターンにはあると、個人的に強く思います。

何故か？その理由は以下の２つあります。

① ゆったりとしたテンポの曲調である為に、曲の終始、どこを切り取ってもスピード、勢いで誤魔化せる箇所、隙が全くなく、確実な運指技術がなければミスが目立つ。確実な運指の具体例の一つに各指、特に弱い3、4、5指の完璧な独立性が無ければ以下②を弾けない構造になっている。

② 多種多様で音数が多い繊細なパッセージの多用。これは初級・中級者であれば譜読みの段階で挫折、あるいは瞬殺させる破壊力を持つ。更に三度をさり気なくあらゆる箇所に混ぜ込んでおり、初級・中級者にはテクニカル面で先ず乗り越えられない。具体的に言えばノクターン8番が該当。この曲で挫折した後に、例えば難曲と言われるリストのラカンパネラに挑戦すると易しく感じるレベルにある。

※R3.5.10加筆…三度もしくは、3、4、5指の独立性を要求される難曲としてノクターン4番、17番も外すわけにはいかない。その事を強調しておきたい。

以上個人的な見解ですが、いかがでしょうか？ノクターン8番、13番などを一度挑戦してみると分かってもらえると思うのです。取り分けこの2曲はエチュードと同等か、曲によってはそれ以上に難しいと強く思うのです。なので、おそらくYouTube動画に上げる事は無理かな、と今現在諦めています。

ただし、世論でノクターンのテクニカル的な難しさをここまで語る人、プロ・アマで聞いたこと無いんですよね…。それが本当に超不思議なのです！🧐　私の脳、指の作りが人と変わっているのかなぁ？と真剣に考えた程です。

誰か共感してくれる人いませんかね？？🥲

長くなりましたが、ノクターン2番は他のノクターンからすると比較的に弾き易いです。

難所は左手のパートと、数カ所の繊細なパッセージ。練習すれば、まだ今のところ何とか完成のイメージは出来るレベルです。日々の練習を楽しみつつ（これ重要）完成に向けて励み、いずれ動画に上げたいと思います😌

※私のYouTube上の演奏はほぼ全て

演奏状態の良し悪しに関わらず

一曲を数回の投稿で完成とする企画です。

そうする事で何がなんでも

「1曲を完成させるんだ！」

とプレッシャーを楽しめるし